香港デイリー 5/10
ハンセン指数 ▲1.84% 続落
10日の香港市場~ハンセン指数は4日続落
ハンセン指数 19,633.69 pt (▲1.84%)
中国本土株指数 6,658.25 pt (▲2.22%)
レッドチップ指数 3,740.65 pt (▲0.21%)
売買代金 1,426億8百万HK$(前日1,178億3百万HK$)
前日の米国市場は主要3指数が下落、S&P500は3.20%安、ナスダック総合指数は4.29%安と同指数はそろって年初来安値を更新した。S&P500は節目の4,000pt割れと株式市場は調整が先週の米FRBの利上げから続く。米債券市場では米10年債金利が一時3.2%超え、約3年半ぶりの高水準を付けた。米ドルインデックスも20年につけた高値103ドルを突破し一時104ドル台までつけるなど、ドル一強の流れが続く。中国人民元はUSD/ CNYが一時、6.77USD/YUANを付け一年半ぶりの安値を更新している。また人民為元安に加え、米国の対中圧力も重石となっている。米国証券取引委員会(SEC)は、5月9日に中国株の「予定上場廃止リスト」に新たに滴滴出行(DIDI)を含む11のリストが追加された。米外国企業説明責任法(HFCAA)に基づき今年に入って「確認済みリスト」を考慮すると、合計140近くの中国株がリストに含まれている。SECは4日に中国企業88社をリストに追加している。
休場明けの香港市場は続落、ハンセン指数は4日続落した。ハンセンテック指数は3.22%安、半導体の華虹半導体(1347)12.7%安、データセンターの万国数拠HD(1347)10.9%安、EVメーカーの小鵬汽車(9868)9.9%安、京東集団(9618)8.2%安、バイドゥ(9888)7.1%安と主要銘柄なども売られた。ハンセン構成銘柄でも不動産関連が大幅安。碧桂園服務(6098)10.5%安、碧桂園(カントリー・ガーデン)(2007)8.4%安、自動車も大きく売られ理想汽車(2015)6.6%安、BYD(1211)5.9%安、吉利 (0175)3.7%安となった。先週に続き幅広い銘柄が売られ同指数は再び先月の安値まで到達している。前回は20,000ptがサポートラインとなったが、さらに売り圧力が高まるか意識される。