ハンセン指数は5日ぶりの0.97%反発、中国自動車やEV関連が急反発

香港デイリー 5/11
ハンセン指数 +0.97% 反発

11日の香港市場~ハンセン指数は5日ぶりの反発

ハンセン指数 19,824.57 pt (+0.97%)
中国本土株指数 6,769.72 pt (+1.67%)
レッドチップ指数 3,723.40 pt (▲0.46%)

売買代金 1,261億5百万HK$(前日1,426億8百万HK$)

ハンセン指数(HSI Index)

中国・香港市場は朝方弱く始まるも午後から上げ幅を拡大、ハンセン指数は5日ぶりに反発した。9時半、中国4月CPIが発表され、前年同月で2.1%増加、市場予想の1.8%、前月の1.5%からインフレ懸念が加速している。同PPIは前年比8%上昇、予想の7.8%を上回った(前月の値は8.3%)。中国経済は新型コロナウイルス禍による景気鈍足が進む中、世界的な物価高騰により中国インフレ警戒感はより強くなっている。

ハンセン指数は0.97%反発、約2ヶ月ぶりの安値水準や節目の20,000ptを割っていたこともあり、自律反発する形となった。ハンセンテック指数は2.89%高、昨日大幅な売りとなった中国自動車、電気自動車関連が買われ比亜迪(1211)8.5%、理想汽車(2015)9.7%、小鵬汽車(9868)5.4%。理想汽車(2015)は午後に15%急増、第1四半期の売上高は昨年比で1.7倍近く増加するするも前四半期から減少、材料出尽くしが材料となった。ソフトウェアや半導体セクターも急反発。キングソフト(3888)8.7%、SMIC(981)4.4%、そのほか動画投稿の快手(1024)7.5%、デリバリーサービスの美団(3690)6.3%と大型銘柄の反発も目立った。

個別銘柄

BYD COMPANY比亜迪1211.HK8.46%電池・自動車メーカー
XINYI SOLAR信義光能0968.HK6.94%ガラス生産
WUXI BIO薬明生物技術2269.HK6.47%バイオ医薬品開発
     
LONGFOR GROUP龍湖集團0960.HK▲1.90%不動産開発
CHINA OVERSEAS中国海外発展0688.HK▲2.96%不動産セクター
CHINA RES LAND華潤置地1109.HK▲3.23%中国政府系デベロッパー

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