ハンセン指数は6日ぶりの反落、売買代金は700億香港ドルと薄商い

香港デイリー 5/4
ハンセン指数 ▲1.10% 反落

4日の香港市場~ハンセン指数は6日ぶりの反落

ハンセン指数 20,869.52 pt (▲1.10%)
中国本土株指数 7,137.63 pt (▲1.78%)
レッドチップ指数 3,934.47 pt (▲0.63%)

売買代金 724億5百万HK$(前日1,067億0百万HK$)

ハンセン指数(HSI Index)

前日の米国市場は方向感に乏しく、NYダウは0.2%高と小幅に続伸、4日のFOMCを控え米債券市場は反発、前日に米10年債券金利は一時3%を超えた後、債券持ち高の調整が続く。FOMCは今回の政策決定で大規模な金融引き締めへ転じる可能性が高い。もちろん事前の織り込みは50bpsの引き上げ、そして量的引き締め950億ドル/月の実施が予想される。米ドルインデックスは再び103pt台まで戻り高値を探る水準まで達している。そして6月以降は75bpの利上げがある段階で選択肢となるかどうかの質問を受けるのは確実とみられ、パウエル議長がどのように答えるかに注目が集まる。

米ドルインデックス

4日の香港市場は6日ぶりの反落、ハンセン指数は1.1%安、香港取引所の売買代金は香港ドル700億弱とここ数ヶ月の最低水準と商いは閑散。ハンセンテック指数は他指数をアンダーパフォームし3.29%安、中国市場が休場だったことも要因となった。依然、中国経済については不透明が高まる中、Fitchは2022年の中国のGDPについて従来の4.8%から4.3%に引き下げた。中国では4月以降、移動者の制限も経済後退の重荷になろう。

香港市場はヘルスケア関連が下落、オンライン医療の京東健康(6618)12.9%安、JD.comの創設者であるLiuQiangdongは同株の持株を減らし、約17か月ぶりに4億4000万ドルを売却したことが嫌気された。阿里健康(0241)7.4%安。そのほか新興株市場が下落、動画配信のビリビリ(9626)8.1%安、投稿アプリの快手(1041)5.7%安と下落。そのほか電子商取引 プラットフォームの美團(3690)4.5%安、アリババ(9988)3.7%安、テンセント(700)3.0%安、外食関連も売られ火鍋チェーンの海底撈國際(6862)5.9%安、中国チェーンレストランのJIUMAOJIU(9922)4.0%安、火鍋のXiabuxiabu(520)6.4%安と下げた。

個別銘柄

ENN ENERGY新奧能源2688.HK2.73%中国民間ガス供給業者
CKI HOLDINGS長江インフラ1038.HK2.40%インフラ投資
CKH HOLDINGS長江和記実業0001.HK2.37%複合企業
     
WUXI BIO薬明生物技術2269.HK▲5.13%バイオ医薬品開発
HAIDILAO海底撈國際6862.HK▲5.97%火鍋チェーン
ALI HEALTH阿里健康0241.HK▲7.48%医療サービス

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