香港デイリー 4/12
ハンセン指数 +0.52% 反発
12日の香港市場〜香港市場は2日ぶりの反発
ハンセン指数 21,319.13 pt (+0.52%)
中国本土株指数 7,264.43 pt (+0.78%)
レッドチップ指数 3,986.36 pt (▲0.27%)
売買代金 1,228億5百万HK$(前日1,222億8百万HK$)
米株式市場は米国長期金利上昇を受けてハイテク株中心に売りが先行し、前日のNY市場ではナスダックは2.18%安、本日米国で発表される米消費者物価を控え市場は上値が重い展開が続く。米国10年債金利は2.8%を超え、さらに米国金利が一段と上昇する可能性も警戒されている。一方、新規感染者拡大が続く中国の上海では、一部の地区で外出規制が解除されたが、全面的な解除にはまだ時間がかかる模様。新規感染者は連日で20,000人強が続き、景気回復の期待は乏しい。中国は3月の消費者物価指数を昨日発表、前年比1.5%の上昇と市場予想を上回るも先月開催された全人代の目標3%から遠い数字だ。今週にも発表されると噂されている中国の経済対策、産業統制の緩和などに関する期待感が相場を下支えしていると思われる。
香港市場は3日ぶりに反発、ハンセン指数はプラス圏で終え0.52%高となった。中国のゲーム規制緩和を好感されオンラインゲーム中心に上昇。8ヶ月間ライセンスの停止が続いていたが今月4月以降、計45タイトルを認可したと発表。新作ゲームの承認は、昨年7月以来となった。関連銘柄が上場し、オンラインゲームの網易(9999)4.2%高、テンセント(700)3.6%高。ハンセンテック指数にも買いが波及し指数は+1.4%高、動画配信のビリビリ(9626)12.7%高、高性能データセンター開発の万国数拠HD(9698)7.7%高などここ数日大幅安となった銘柄に買いが入った。消費関連も買われ中国スポーツ用品の李寧(2331)7.8%高、スポーツシューズ生産・販売の安踏體育(2020)6.8%高、火鍋チェーンの海底撈國際(6862)9.8%高、飲料メーカーの華潤創業(291)5.9%高と上昇した。そのほか航空関連株、カジノといったレジャー株も堅調。一方、パソコンの聯想集団(992)が4.1%安、不動産関連も売られ、中国不動産開発大手の碧桂園(2007)2.9%安、不動産管理サービスの碧桂園服務(6098)1.9%安と下げが目立った。
個別銘柄
HAIDILAO | 海底撈國際 | 6862.HK | 9.87% | 火鍋チェーン |
LI NING | 李寧 | 2331.HK | 7.89% | 中国スポーツ用品 |
ANTA SPORTS | 安踏體育 | 2020.HK | 6.86% | スポーツシューズ生産・販売 |
CG SERVICES | 碧桂園服務 | 6098.HK | ▲1.92% | 不動産管理サービス |
COUNTRY GARDEN | 碧桂園 | 2007.HK | ▲2.91% | 中国不動産開発大手 |
LENOVO | 聯想集団 | 0992.HK | ▲4.18% | PC大手 |