ハンセン指数は3%大幅安、中国本土市場は深圳指数が年初来安値へ

香港デイリー 4/11
ハンセン指数 ▲3.03% 反落

11日の香港市場〜香港市場は反落

ハンセン指数 21,208.30 pt (▲3.03%)
中国本土株指数 7,208.49 pt (▲3.76%)
レッドチップ指数 3,997.25 pt (▲2.80%)

売買代金 1,222億8百万HK$(前日1,031億3百万HK$)

ハンセン指数(HSI INDEX)

11日の米債券市場は米10年債金利が2.75%を突破、2010年来から初めて中国10年債金利を上回り米国金利の上昇が続く。米金利上昇を背景にドル円相場は125円台半ばまで下落、2015年6月以来6年10カ月ぶりの安値水準となった。市場は米FRBの金融政策に対する警戒と直近のインフレ上昇から米金利の上昇に拍車がかかっている。今週12日には米消費者物価指数を控え、より一層インフレに対する懸念も高まりつつある。

米10年債は中国10年債を11年ぶりに上回る
円は125円/ドルを突破

週明けの香港市場は大幅反落、ハンセン指数は続落し3.0%安、上海総合指数は1.8%安の3167.12pt。3,200pt割れと4週ぶりの安値水準まで下げた。深圳総合指数は3.3%安、年初来安値を更新。依然、中国は新規感染者の拡大が続いており、上海の昨日の人数は26,087人に拡大、ロックダウンのなか過去最多の人数となった。景気後退懸念が中国株にネガティブに働き、他アジア市場をアンダーパフォーム、ハンセンテック指数は5.2%安となり構成銘柄は全面安となった。先週に続き中国のIT規制に対する銘柄が売られ、動画配信のビリビリ(9626)13.2%安、高性能データの万国数拠HD(9698)10.2%安、自動車関連も売られNIO(9866)11.4%安、小鵬汽車(9868)9.9%安、理想汽車(2015)8.1%安。そのほか外食関連や不動産株などハンセン指数を構成するセクターも全面安となった。

深圳指数は年初割れ

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