米CPI(1月)は予想下回る伸び ~ 追加利下げ観測強まる
13日発表された米1月の消費者物価指数CPIは予想下回る伸びにとどまり、物価が再び大幅上昇するとの懸念を覆す結果となった。1月総合CPIでは前月比0.2%上昇、前年比2.4%上昇と、昨年7月以来の低い伸びだった。コアCPIでは前月比0.3%上昇、前年同月比では2.5%上昇と2021年以来の低い伸びを示した。
企業活動では、例年、年初に価格を見直しする傾向があるため、1月の物価指標は比較的強めの強い数字となることが多いとの経験則がある。また、関税関連コストが上昇を続けている中で、企業側が価格転嫁をする傾向がこのところ見られており、物価指標は強めのものになりがちとの見方が出ていた。しかし、実際には、やや弱めのCPI統計が示されたことで、金融市場では、FRBが2026年内に追加利下げに踏み切り、年内に3回利下げするとの予想も出てきた。雇用市場は、堅調で安定した状況が示唆されており、FRB当局者は、インフレ圧力が緩和に向かうとの確証が得られれば、追加利下げに前向きになれるとの見方が広がった。なお、短期金利先物市場では、2026年内に計3回(1回あたり0.25%)の利下げが行われる確率を50%程度、織り込んだ。米国債利回りは短期・中期を中心に低下した。