香港デイリー 4/26
ハンセン指数 +0.33% 反発
26日の香港市場~ハンセン指数は6日ぶりの反発
ハンセン指数 19,934.71 pt (+0.33%)
中国本土株指数 6,747.42 pt (+0.94%)
レッドチップ指数 3,768.82 pt (▲0.21%)
売買代金 1,227億9百万HK$(前日1,348億4百万HK$)
26日のアジア市場は前日の米国株高を追い風に自律反発で始まるも、中国の感染者拡大が引き続き上値を押す展開が続く。北京当局は25日夜、朝陽区のほか11の区でも計3回のPCR検査を30日までに実施すると発表した。また北京は前日32の新規感染者を発表し、着実に感染者の拡大が続く。前日の北京でのスーパーマーケットでは上海市と同様のロックダウンが発令する可能性から混乱も生じている。中国の景気悪化に対する警戒感は依然、高い模様だ。上海総合指数は年初来安値が続く。一方、今週は人民元安が目立ち25日、元/ドル相場が一時、6.58元/ドルと20年12月の水準まで急落していたこともあり、人民元は元安抑制のため外貨預金準備率9→8%に引き下げた。人民銀は昨年12月に元高抑制のため外貨預金準備率を2%(7%→9%)引き上げをして以来の外貨調整と、さらに今後も引き下げる余地が考えられる。実行は来月5月15日から。YUAN/USD市場は元高に反応=6.55YUAN/USDまで上昇した。
26日の香港市場は6日ぶりの小幅反発、ハンセン指数は一時400pt高まで上昇するも、午後から上げ幅を縮小し小幅高で取引を終了した。同指数は6週間ぶりの安値だったこともあり、買いが入るも中国景気の先通し不透明から上値が重い展開が続く。一方、ハンセンテック指数は大幅高、一時5%強と2.8%高。前日のNY市場でもハイテク主導に米金利が低下したこと、連日の大幅な下げから買いが入り、中国自動車の理想汽車(2015)6.8%高、小鵬汽車(9868)6.1%高、オンラインゲームの網易(9999)6.6%高、Eコマースの京東集團(9618)5.6%高、検索大手の百度(9888)5.1%と主導した。一方、金融株をはじめ銀行株が下落。昼に決算を発表したHSBC(0005)は2022年第1四半期が税引前利益が前年同期比27.9%減の41億6600万米ドル、市場の予想を下回ったこともあり同株は午後に下げ幅を拡大し4.1%安、ハンセン銀行(0011)4.7%安は四半期配当を1株当たり0.70香港ドルに減配したこともネガティブに働いた。
個別銘柄
NTES-S | 網易 | 9999.HK | 6.67% | オンラインゲーム |
TECHTRONIC IND | 創科実業 | 0669.HK | 5.76% | 電動工具メーカー |
JD-SW | 京東集團 | 9618.HK | 5.67% | Eコマース |
HSBC HOLDINGS | HSBC | 0005.HK | ▲4.16% | 国際銀行 |
CM BANK | 招商銀行 | 3968.HK | ▲4.28% | 商業銀行 |
HANG SENG BANK | ハンセン銀行 | 0011.HK | ▲4.79% | 香港大手行 |