資産運用

ファンドとは何か?特徴や意味をわかりやすく解説

ファンドとは何か?

「少額から投資を始めよう」「お金に働いてもらおう」と思った時、銀行などの金融機関や金融業者から、ファンド(投資信託)を勧められる事もあろうかと思います。一時は、テレビCMや雑誌の広告でもよく見かけたりして、驚いたこともあります。日本人の多くの方が、将来への準備として、投資について考えるようになったのだなと感じられるのはいいことですが、皆さんはどれだけ、ファンドの仕組みを理解されているでしょうか。

 

では、そもそもファンド(投資信託)とは何でしょう?

ファンド(投資信託)は、多くの方(投資家)からお金を集め、資産運用のプロが、株、債券、リート、貴金属などに投資をして資産を増やす仕組みです。ファンド(投資信託)にはどんなメリットがあるのでしょう?

 

分散投資ができる

以前、コラムで分散投資の必要性とメリットを解説しました(WOM Bangkokのサイトから閲覧可能)。ファンドは一つの銘柄の株や債券を買うのではなく、属性の似た幾つかの投資対象がセットになっています(米国IT大手企業

株式、新興国債券、等々)。その為、投資対象を広範に分散することができ、一定のリスク分散ができるのです。また、資産運用のプロが皆さんに代わって運用してくれるので、より良い成績が期待できます。

 

小額投資ができる

多くのファンドは小額から購入することができます。毎月お小遣いで一定額ずつ積み立てをしたり、10万円くらいからの購入もできることが多いです。もちろん、まとまった金額での購入も可能です。

 

換金しやすい

ファンドは換金性に優れています。売却の注文をしてから1週間ほどで現金化できます。急に資金が必要になった時など、流動性が高いのも魅力の一つです。

 

 

ファンドの仕組みはどんな形になっているのでしょう?

 

皆さんがファンドを購入するのは、通常、銀行や証券会社といった金融機関からになります。これらは販売会社という位置付けになります。販売会社は顧客に提供できるファンドを厳選し、皆さんにお勧めします。

 

金融機関は、それぞれのファンド(運用会社)の内容、どのように投資先を選定しているか、ファンドマネージャーの実績、購入の条件などについて投資家に説明し、受注します。対価として投資家の皆さんは販売会社に手数料(販売手数料)を払う仕組みになっています。ファンドを購入すると、皆さんのお金は販売会社を通じて運用会社(ファンド)に渡され、そのファンドマネージャーが、企業や国が発行する株や債券といった投資対象を選び、タイミングを判断しながら運用を行います。運用会社は毎年、決まった報酬を運用結果から差し引き、残りのリターンを皆さんに渡します。

 

投資家の方の中には、販売会社や運用会社を通さず、直接、株や債券を買いつける方もいます。しかし、なん千なん万とある株や債券、通貨の中から信頼できる投資対象を選ぶのは非常に困難で手間が掛かります。また、ある程度まとまった投資の資金が必要となります。

 

一方、ファンドのファンドマネージャーは、投資家の皆さんの代わりに世界中の企業や国を視察し、知識をフル活用して見込みのある投資対象を探し出し、最大限のリターン(結果)を出すべく動いてくれます。それにはもちろん経費も時間も掛かります。また、そのファンドをさらに吟味し、選定して顧客に勧める金融機関(販売会社)にも手間や経費が生じます。ましてや香港のような取り扱い商品の多い金融都市ではファンドを精査する必要があります。手数料はどの世界にも付きものですが、購入時に掛かる手数料のほか、運用に関する手数料も掛かりますので、購入前に確認しておくべきでしょう。

 

最後に、一部の金融業者の中には不当な手数料を上乗せする者や、私募と言って、直接買い付けできる運用会社のファンドを販売する者もいます。ファンドマネージャーの素性や運用成績の情報が公開されていなかったり、販売責任が明確でないことが多く、流動性が著しく損なわれる(なかなか換金できない)商品もあります。販売会社は投資家の皆さんの一生のパートナーと成り得る存在です。間違った選択をして後悔することのないよう、良く考えて資産を預けて下さい。