代替資産(金や暗号通貨)

中国人民銀行の厳しい姿勢に暗号通貨急落

全面禁止を明確に

9月24日、中国人民銀行は、声明を発表し、仮想通貨に関連するあらゆる取引は違法であり、禁止しなければならないとの見解を示し、取引を扱う業者などを、厳しく取り締まる姿勢を明確にした。
声明では、ビットコインやテザーを含む全ての仮想通貨について、法定通貨ではないと断じ、金融市場に出回ることを許さないとした。また、中国国内の仮想通貨交換業者のみならず、国外の業者が、中国内の居住者に提供するサービスを含めて、仮想通貨に関連するあらゆる取引は違法な金融活動と見做すと説明した。
中国国家発展改革委員会(発改委)も、二酸化炭素の排出量削減に取り組む姿勢を強調し、削減目標を達成する上で取り締まりは喫緊の課題であり、仮想通貨のマイニング活動は根絶されるべきだとの意見を表明した。

暗号通貨は軒並み急落

これらの報道を受けて、ビットコインは急落し、一時41,000ドルちょうど近辺まで売り込まれた。他の暗号通貨も、前日比で10%前後の値下がりし、イーサは2,750ドルを割り込むところまで下げた。この動きは、米国株式相場の時間外取引にも波及しており、仮想通貨関連銘柄に売りが出て下落した。
中国通貨当局は、今年に入って、資本を国外流失させる手段となる得る暗号通貨のマイニングを禁止し、暗号通貨の交換業者も締め出して、徹底した暗号通貨排除を図ってきた。今日の人民銀行の声明も、それを再度確認するものである。ただ、北米市場での参加者の変化やユーティリティ性の向上は続いており、暗号通貨相場は、持ち直しまでに、やや時間がかかることになろうが、拡大傾向は続くと見ている。