Life in 香港

東京五輪・卓球混合ダブルスで伊藤・水谷ペアが金メダル

東京オリンピックの第4日(7月26日)

卓球・混合ダブルス決勝で、日本の水谷隼・伊藤美誠組が、第1シードの許昕、劉詩雯組(中国)を破り、日本卓球界として初の金メダルを獲得した。

卓球における中国の壁は厚い。2012年のロンドンオリンピックや2016年のリオオリンピックでは、日本は躍進してメダルに届いたとはいえ、王者中国との実力差は目に見えてあり、対戦でも歯が立たなかった。しかし、今回は、何かが違うと思わせる雰囲気が漂っていた。
先ず、水谷・伊藤ペアの攻撃的なスタイルと追い込まれても精神的に諦めない闘争心は素晴らしかったと思う。準決勝・準々決勝とも、一度相手にマッチポイントまで追い詰められながらも、首の皮一枚でひっくり返した逆転で勝ち上がってきたタフさも加わったのだと思う。

決勝でも、中国ペアに最初の2セットを先取されて、そこから戦術を大きく変える賭けに打って出て、流れを引き寄せた。それでも戦える二人の能力もすごい。
特に伊藤美誠は、近年、中国が世界で唯一中国キラーと「認定」して警戒してきた。女子シングルスはこれからだが、まさか中国ペアが負けたことのない混合ダブルスでそのキラーぶりが発揮されるとは思っていなかっただろう。いずれにしても、絶対王者中国を恐れないというメンタルの強さと、男子選手でもレシーブすることが難しいと言われる男子のトップ選手のショットを打ち返せるだけの実力が伊藤にはあることがすごいことだと思う。余談だが、日本人には、こういうメンタリティを持ってもらいたいし、実力も付けて、大国に対応していく術を身に着けていって欲しいと思う。また、自分もそうありたいと思う。

銀メダルに終わった中国チームの落胆は相当なものだったようである。監督・コーチはいつの間にか立ち去り、中国メディアの報道は、敗れた許昕・劉詩雯をなじるかのようなものも出ていたようだ。「お家芸」卓球の王国崩壊となるかは、男女シングルズや団体戦次第で、中国は相当な巻き返しに来るだろう。後半の戦いぶりが楽しみである。

気になったのは、無観客なはずの卓球の試合会場に、中国の五輪関係者と思しき一団が張っており、中国側だけ「声援」があったようだということ。こういうところは、マナーというかルールを守ってもらいたいもの。一方、中国国民はわりかし冷静な反応のようである。中国という国も、だんだんと変わってきているということだろう。

香港にもフェンシングで金メダル

香港では、卓球の人気は高いものの、今日のトップニュースは、フェンシング男子フルーレで、中国香港の張家朗(チュン・カロン)が、金メダルを獲得したニュースだった。人口760万人の香港から金メダリストが出るのはすごいことだと思う。香港加油。