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香港政府が入境条件の緩和を発表(その2)

香港政府が入境条件の緩和を発表(その2)

今日は、ドイツのメルケル首相が、英国からの入国を制限すべきとの立場に態度を変えるとのニュースが入ってきましたが、夏の観光シーズンに向けて、積極的な開放措置を取りと言われた欧州連合内でも、慎重な声が上がるなど、デルタ変異種やデルタプラス変異種への対応が悩ましいですね。オーストラリアでも、ニューサウスウェールズ州では感染が拡大してロックダウン措置が始まっているようです。アセアン諸国でも、感染状況はまだ楽観視できる状況ではなく、インドネシアの感染者数は211万人を超えました。予断を許さない状況が続きます。

そんな中、6月21日の発表に次いで、香港政府は6月26日、香港入境時の検疫期間短縮を認める条件となる抗体検査を実施する指定抗体検査機関リスト及び検査の詳細について発表しました。前回のコラムの一部訂正を含めて、再掲します。

21日の発表では、香港への入境者に対する検疫措置を、段階的に緩和することを発表しました。その中で、これまで、香港居民だけしか外国からの入境を認めなかった制限を緩和した点は大きいです。

(1)香港居民の再入境

香港居民は、これまで再入境を認められるものの、基本的に21日間の指定場所での強制隔離を課せられるという厳しい措置が取られてきました。そのおかげで、香港の感染状況が低く抑えられたという成果はありましたが、世界にも例を見ない厳しい措置だったことも事実です。それが、6月30日からは、現行の21日間または14日間の強制隔離期間が、以下の条件付きで7日間に短縮することが認められます。

対象者は、香港居民(香港ID所持者もしくは長期滞在ビザ等、「香港居民」として分類される有効なビザを持つ者)で、入境日前14日間、グループB(高リスク国=日本はグループBに該当します)、グループC(中リスク国)または台湾にしか滞在歴のない者です。

適用条件は、ワクチンを完全接種(入境前にワクチンを所定の回数接種し、かつ14日間が経過)しており、入境時の核酸検査でも陰性判定されたうえで、過去3か月以内の抗体検査で陽性反応が出た者です。

抗体検査ですので、ワクチンを接種して、抗体が出来上がっていることが検査で確認されることが必要になります。ワクチンパスポートと前回申し上げましたが、その考え方よりも、1ステップ厳しいですね。それでも、隔離期間が21日間から7日間へ短縮されることは朗報です。

【対象者】
・香港居民(香港ID所持者もしくは長期滞在ビザ等、「香港居民」として分類される有効なビザを持つ者)
かつ
・入境日前14日間、グループB(高リスク国(現在日本はここに分類))、グループC(中リスク国)または台湾にしか滞在歴のない者
【条件】
ア ワクチンの完全接種(入境前にワクチンを所定の回数接種し、かつ14日間が経過)
イ 入境時の核酸検査で陰性
ウ 3カ月以内の抗体検査で陽性

 

(2)非香港居民

香港居民にも、入境を認めるとした点はやはり大きな前進です。条件を満たす者は強制検疫期間を7日間に短縮されます。開始時期については引き続き検討中で近日中に判断されます。
香港入境のビザを持たない旅行者なども含め全ての人が対象になるのか、香港短期ビザを持つ人などが対象になるのかは、現時点ではっきりしていません。後者だとまだ解放度合いは小さいですね。

今回の措置が適用される非香港居民は、
① 入境日またはその前14日間、グループB(高リスク国(現在日本はここに分類))、グループC(中リスク国)または台湾にしか滞在歴のない者かつ、
② ワクチンの完全接種(入境前にワクチンを所定の回数接種し、かつ14日間が経過)かつ
③ 入境時の核酸検査で陰性判定を得た者、かつ
④ 3カ月以内の抗体検査で陽性の者

と以上の条件を満たす必要があります。日本から来港される場合は、ワクチン接種を完了して14日以上経過し、入境時のPCR検査で陰線、3カ月以内の抗体検査の結果で陽性、との結果を証明することが条件になります。

なお、抗体検査は血液を検体として血清検査で行われる検査だそうです。抗体検査の受検は香港では、任意で自費とのこと。

香港でも、ワクチン接種はペースダウンしており、思ったように接種率が伸びていないことも事実です。まだまだ予断を許さない状況ですが、気を付けて元気にいたいですね。

(本内容は、香港政府発表および在香港日本領事館のメールを参考にしています。謝謝!)