米10年債利回りが節目の2%を突破、米金融引き締め加速が懸念

香港デイリー 2/11
ハンセン指数▲0.07% 3日ぶり反落

11日の香港市場~

ハンセン指数 24,906.66 pt  (-0.07%)
中国本土株指数 8,784.39 pt  (-0.06%)
レッドチップ指数 4,371.22 pt (+0.34%)

売買代金 1,392億4,090万HK$(前日1,291億2,950万HK$)

ハンセン指数(HSI INDEX)

11日の香港マーケットは中国経済対策の期待感が強く、相場は堅調に始まるも後場からマイナス圏に転じ3日ぶりに反落。ハンセンテック指数は▲1.23%と他の指数をアンダーパフォーム。ハイテク株に売りが散見され、前日の米10年債利回りが節目の2%を突破したことによる米金融引き締め加速が懸念されたものの、下値は限定的となった。

前日に続き不動産デベロッパーが強く、債務問題の不安後退で買い安心感につながった模様。資金繰り難に直面する不動産デベロッパーの資産再編に、中央政府系の大型AMC(Asset Management Companies)が参画する見通し――と報じられたことが引き続き材料視された。レポートには世茂集団HD (813/HK)、中国恒大集団(3333/HK)など資金繰り悪化に直面する企業の名前もあったことなど地合いは継続。

個別銘柄(ハンセン指数)

CG SERVICES碧桂園服務HD6098/HK+ 5.43%不動産管理サービス
HAIDILAO海底撈国際HD6862/HK+ 4.40%火鍋チェーン最大手
PING AN中国平安保険2318/HK+ 3.89%中国保険大手
BYD COMPANY比亜迪1211/HK▲2.90%自動車メーカー
SUNNY OPTICA舜宇光学科技2382/HK▲4.47%光学部品メーカー
CSPC PHARMA           石薬集団1093/HK▲5.09%医薬品の製造・販売

セクターでは不動産デベロッパーをはじめ、中国保険セクターもしっかり。一方、ハイテク銘柄をはじめ自動車・医薬品銘柄が売られることになった。

中国マーケットは5日ぶりに反落。上海総合指数が前日比22.96ポイント(▲0.66%)安の3,462.95 pt。

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